和顔施
『和顔施わがんせ』
この言葉は、今泉にある法雲寺のご住職さんから教えて頂いた言葉で、私は時に触れ思い出しています。
いつもニコニコしている人のところには、人が集まりやすく、しかめっ面をしている人のところには人が寄りにくいのは当たり前ですね。
だからといって四六時中ニコニコするのは極端ですが、私はこの言葉の『施』にとても深い意味を感じています。
『施す』とは、自動的にできるものではなく、意識して自発的にしましょう。
つまり『和顔施』とは、意識して相手にニコニコすることが、ささやかな行為になるんだと私は解釈しています。
その行為の結果を期待せず、無私の姿勢で行うカルマヨガとも通ずるものがあると思います。
『和顔施』を自分からすることで、周りにも和が広がり、必ずそれが共鳴して自分に大きく返ってくるものかもしれません。結局自分の心の鍛錬というか。
人生で一度もイライラしたり怒ったことがないと言っていいほどの心穏やかな親友がいます。
実際に30年程の付き合いの中で、彼女が怒っている印象が…ないです。思い出せない(笑)
本来生まれ持ったそんな性分だと思って、ずっと付き合っていましたが、最近それが違ったことを知らされて驚いたんです。
ある時その彼女に、何でそんなにいつも穏やかでいられるの?全くいい性格だよね〜と言ったら、
「違う。自分から穏やかになるようにしてるだけ。」って穏やかな顔であっさり言うんですよ。
彼女はずっとずっと『和顔施』をしていたんだと知らされて、衝撃的すぎて、忘れられません。
より彼女を尊敬し、より素敵だなと細胞レベルから思いました。
日々日常、大小いろいろなことがありますが、『和顔施』を心の中にお守りとして持ち歩きたいです。
みなさんもよかったら、是非明日から。
今から。
